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11.82018
【行政書士試験必勝法vol.1】行政書士試験の攻略法

行政書士試験の攻略法
行政書士試験は毎年11月の第2日曜日です。
試験当日は1年に1回のチャンスです。
どんなにたくさん勉強してきても、過去問や模試でよい成績を取ったとしても、
試験当日で合格点が取れなければ試験に受かることはできないのです。
当日は、これまで頑張って勉強してきた分
「落ちたらどうしよう」
「できなかったらどうしよう」
と不安になりますよね。
私も過去2回の行政書士試験を受けていますが、試験独特の緊張感は何度受けても慣れないものです。
でも、ポイントを押さえて落ち着いて解けば、きっと実力を発揮できるはずです。
それでは、実際に行政書士試験を受けた経験を踏まえて、
試験前日から当日までの過ごし方と、試験中のポイントをお伝えしていきます。
前日の夜~試験直前の過ごし方
前日の夜の過ごし方
前日の夜は、早めに休みましょう。
記憶は眠っている間に定着するといわれています。
夜遅くまで勉強して寝不足になるよりも、ぐっすり眠って当日に備えた方が得策です。
試験当日の午前中の過ごし方
試験は午後1時からですので、朝は少し早めに起きて午前中の時間を有効活用しましょう。
テキストやノートを見るときは、新しいことを覚えるのではなく
これまでやってきたAランクの部分を見返したり、
苦手な部分のみを見返す程度でよいと思います。
ぎりぎりまであれもこれも知識を詰め込みたくなる気持ちもあるかもしれませんが、
焦りはミスを生みます。
リラックスして朝を過ごしましょう。
会場での過ごし方
会場にはたくさんの人がいますが、この空気に圧倒される必要はありません。
皆、緊張と不安が入り混じった感情を持っているはずです。
私は勉強する際、携帯電話の録音機能を使って苦手な部分を自分の声で録音していたので、
それを聴いて自分自身に集中していました。
自分の世界に集中する方法は人それぞれです。
自分のやり方で自分自身に集中しましょう。
行政書士試験中の5つのポイント
行政書士試験中のポイントは次の5つです。
- 問題を解く順番
- 時間配分
- 満点を目指さない
- 最後まであきらめない
- 頑張ってきた自分に自信を持つ
Ⅰ.問題を解く順番
問題を解く順番で重要なことは、当日解く順番を変えないこと。
いつもと違うやり方は思わぬミスを生みます。
過去問演習や模試などで自分がこれまでにやってきたやり方を信じて解くことが重要です。
Ⅱ.時間配分
行政書士試験当日において最も重要なのが、時間配分です。
まずは一通り解いていきます。
ですが、おそらく問題を解いていく中で、合っているか不安な問題、難しい問題、わからない問題がでてくるかと思います。
少し考えればわかる問題であればよいですが、考えてもわからない場合は潔く飛ばしましょう。
その際、問題用紙に印をつけておき、あとから見返せるようにします。
私の場合は、次のような印をつけていました。
☆印…合っているかどうか不安な問題
?印…二つ目は全然わからない問題
そして、全て解き終わった後、☆→?の順番に再度見返します。
一通り解き終わっているので、心に余裕ができて
最初に解いたときはわからなかった問題が、意外とすんなり解けることも多いです。
5肢択一式で1問の配点は4点。
小さな数字ですが、試験が終わった後
「あと4点足りなかった」
といった声をたくさん聞きました。
たった4点、されど4点なのです。
全て解き終わった後に見返すかどうかが、合否の分かれ道になると思います。
Ⅲ.満点を目指さない
行政書士試験の合格基準は次の3つです。
- 行政書士の業務に関し必要な法令科目の得点が、122点以上である者
- 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
- 試験全体の得点が、180点以上である者
つまり、満点を取る必要はないのです。
わからない問題が出ても落ち込むことなく、
自分の解ける問題を1問ずつ確実に解いていくことが、試験合格への一番の近道といえます。
Ⅳ.最後まであきらめない
これまでたくさんの勉強してきた時間を無駄にしないためにも、最後まであきらめずに取り組みましょう。
試験中、途中で退席する方も少なからずいらっしゃいます。
ですが、ケアレスミスをしがちな方やわからない問題があった方は、
最後の1秒まであきらめずに取り組むことをお勧めします。
最後の最後で答えをパッとひらめくことだってあるのです。
Ⅴ.頑張ってきた自分に自信を持つ
行政書士試験の合格率は、年度によって差があるものの、およそ10%前後です。
受験者数(人) | 合格率(%) | |
平成26年度 | 48,869 | 8.3 |
平成27年度 | 44,366 | 13.1 |
平成28年度 | 41,053 | 10.0 |
平成29年度 | 40,449 | 15.7 |
参照:一般社団法人行政書士試験研究センター https://gyosei-shiken.or.jp/
合格率10%前後というのは、数ある試験の中でも難易度の高い試験の一つといえるでしょう。
行政書士の資格を取ろうと思ったきっかけは人それぞれですが、
これまで試験勉強に費やした時間は膨大な量になるかと思います。
皆さんが費やしてきたこの時間は、決して無駄にはなりません。
これまでたくさん勉強してきた自分に自信をもって試験に挑んでくださいね。
行政書士試験は自分の人生を自分で切り開く第一歩
これまで行政書士試験攻略法をお伝えしてきましたが
行政書士試験に限らず、どんな試験や資格でも
合格したからといって人生が劇的に変わることが約束されるものではありません。
でも、今の私と行政書士試験に合格する前の私では
少しずつ、でも確実に人生が変わってきています。
私は、行政書士試験に合格することは、自分の力で人生を切り開いていく第一歩だと思っています。
私の経験が、これから行政書士試験を受ける受験生の方の役に立てれば幸いです。